18・エストニアのタパ🇪🇪
エストニアに来て初めての旅行。最初はタルトゥというエストニアで2番目の都市に行こうと思ったんだけど、遠いからやめた。もっと近いところないかな、と思ってグーグルマップ見てたらタパって名前が出てきたからそこに決めたんだ。家から1時間半しないで行けるとこだったから。でも、何があるんだろうと思って調べたけど何もない。かろうじて出てきたのが「タパミュージアム」というところだった。写真見る限りなんか可愛いぬいぐるみが置いてあったからとりあえずそこにでも行ってみるか、ということで行くことにした。あとよくわかんないけど置物と飲み物。
チケット売り場で6.6ユーロのチケットを買って電車に乗った。少しして車掌さんがチケットを見て回りに来る。渡したら、これは二等車のだから追加料金が必要、みたいなことを言ってきたんだ。間違えて乗ったから仕方ない。そう思って2.5ユーロ追加で払った。どおりでガラガラなわけだ。4人席にも一人で普通に座れたし…。
タパに着いて俺は帰りのことで不安が一杯になった。チケット売り場がないのだ…。無人の駅…。俺はちゃんと帰れるのか不安になって、駅前にあった小さな待合所みたいなところに入った。ここで買えるのかな?そう思って中に入ったのに、売り場などどこにもない。ベンチと有料のトイレとテレビに時刻表が映し出されてるだけだった。
まあ、いいや。
後で何とかなるだろうと思って俺はタパミュージアムへ向かった。そして着いたのだが、俺はそこで驚愕の事実を知った。
休みだー!!!
なんと日曜は休みだったのだ…。何て日だ。せっかく来たのに、しかもここしかないのに。見るものなんもないここで俺は何をすればいいんだ!絶望という言葉はまさに俺のためにある、そう思った。
だが、いつまでも絶望に打ちひしがれていても仕方ない。俺はタパミュージアムを離れ、なんか飯屋でもないかとフラフラしながら途中で立ちションして、そしてなんかないかとグーグルマップで調べてよくわかんないけど軍の基地だか、学校だかよくわかんないとこに行くことにした。せっかくだしね。
途中風が強くて諦めようとしたが、せっかく来たんだから行こうと決めて歩みをすすめる。近くまでようやく来てわかったのは、ゲートがあって中には入れないということだった。俺は今日何度絶望を感じればいいのだろうか…。トコトコ歩くこと一時間以上。タパミュージアムは休みで、軍のよくわかんないところに行ってみりゃ、これまでゲートがあって中には関係者しか入れない…。よく考えたらそうなんだが、俺が馬鹿だったからそこまで頭が回らなかった。諦めて帰ることにした。タパミュージアムに向かう途中にあったパブみたいなとこ行って飯食って帰ることにした。
歩いていると道路脇に健康器具があるのを見つけた。俺はそこで懸垂をして腹をすかせた。そして、またトコトコ歩いて行きに気になっていたパブで飯を食うことにした。人のいいおっちゃんが店主で、これがいいぞ!みたいなことを言ってたのでそれをもらうことにした。黒パンがサービスで取り放題だった。ポークチョップにキノコソースがかかっていた。うまかった。他にアレクサンダーというおそらくロシアのビールとチキンスープも注文して合計で10.9ユーロだった。
腹も満たされ、俺は駅に向かった。問題のチケットをどこで買えばいいのか、という時間がやってきた。待合室の周りをくるくる回ったが、そこには待合室とピザのレストランしかない。仕方なくその建物の前でタバコを吸っていたおっちゃんに聞いてみた。どこでチケット買えますか?と。そしたら中で変えるよ、と教えてくれたのでピザ屋の中に入ってカウンターで聞いてみた。
ここでチケット買えると聞いたんだけど。
そしたら全然ここでは買えなかったんだな。ねえちゃんは、電車の中で買ってくれ、と言ってきた。そういうシステムなのか、と思いながら電車を待ち、そして来た電車に乗り込む。乗ったら小さな機械があって、これで買えますよ的なのがエストニア語で書かれてるんだ。ビザとマスターカードとかのマークも一緒だからそういうことなんだろうと思った。俺は買い方がさっぱりわからない。他に乗ってきたやつも買おうとしない。じーっと機械を見つめていたら車掌のおばちゃんがやってきた。
タリンまで、と伝えるとなぜか値段が7.4ユーロ。行きは6.6だったのになぜだろう…。しかも行きは6.6に2.5の追加で一等車だ。これなら帰りも最初から一等車に乗り込んどけば良かったな、と少し後悔した。だって混んでるんだもん。途中で空いてる席を見つけたから座れたからいいけどさ。
今度はちゃんとタパミュージアム行きたいな。リベンジだ!
さーて、次は何を書こうかな🙂
初めての電車
快適
タパ駅に機関車がおいてあった。
使われてないタパ駅
休みのタパミュージアム…
ちくしょー
ここに行こうと決めた。
途中で見つけた雪だるま
奥にあるゲートをくぐらないと通れない。近くで写真はとれないと思ってここで引き返す。
運動した
パブで飯
アレクサンダーというビールを飲んだ。黒パンはサービス
ポークチョップ
チキンスープ
いいおっちゃんがマスターでした。
二等車